昨日のお昼、ちょっと時間があったのでカレンダーをボサーっと眺めながら年末の予定を立てておりました。
いつまで仕事しようかなぁ。どのタイミングで移動しようかなぁ、ここ混んでるだろうなぁ。とか。
と、まぁ着々と年末に近づいてきております。
こんな時期に考えておくべきリピーター創出の事。今回はこれについてお話ししていきましょう。
年末年始は「特需」の宝庫
年末年始は、忘年会や新年会、クリスマス、お正月、成人式と「特需」が目白押しになります。
忘年会、幹事さんに指定されたお店に向かう。彼女が欲しいと言っていた商品を買うために初めて入るお店に行く。お正月らしくするために、普段殆ど行かない和小物のお店で買い物をする。
等々。
普段行かないお店に訪れる機会が多くなる(初めて訪れる)のも、この「特需」の効用です。
私の周りの経営者の皆様も、この「特需」に備えた販促の準備を始めている方が増えてきました。
忘年会のメニュー構成をしたり、クリスマス限定プランを考案したり。
これはこれで結構なのですが、多くの方に抜け落ちている(?)視点。それが「特需」からのリピート創出です。
「特需」が生まれ、初めて利用する方が増えるシーズンだからこそ、リピーター創出の仕組みを併せてセットしておく事が重要になります。
「特需」からのリピート創出に有効な策
いつぞやお話ししましたが、リピーター創出戦略には大きく分けて種類が2つ。1つが【転換戦略】で、もう1つが【維持戦略】です。
簡単におさらいしておきましょう。
【転換戦略】とは一見さん(初見のお客様)に2度目の来店をして頂くための戦略。一方【維持戦略】とは、2度目以降のお客様に3度4度と来店していただく戦略。
実はこの2つの戦略、全く違うアプローチが必要です。
リピーターを増やすぞ!と考える時、転換なのか維持なのか。これをハッキリさせなければ思った成果が出ないのです。
今回のテーマは「特需」のお客様に次回利用(2度目利用)して頂くことですから【転換戦略】を準備しておく必要があります。
【転換戦略】に効果的な販促とは
ここで有効になるのが【商品型販促】と呼んでいる販促手法です。
これは、お客様に
「(どうせならあそこに行かなきゃ)もったいない」
と感じてもらい、再来店を促す手法です。
簡単に言うと、次回利用できるクーポン券をお渡ししたり、1年間の保守メンテナンスサービスを付加したり、とにかく、これがあるから次もあそこに行かないとモッタイナイ!と思って頂ければよいのです。
工夫を凝らせばもっともっと【商品型販促】を行う事が可能です。
例えば、某大手小売り店が行っているように、レシートの通し番号で抽選をして、当選者は次回〇〇。というような販促。
また、小売店であれば商品代金にプラス〇百円で、使用後のクリーニングサービスを付加する。等。
とにかく、年末年始は「特需」による初見のお客様が増える時期ですから、この「特需」顧客を次の通常顧客に【転換】する戦略。
これをしっかり考え、実行する事が重要です。
是非ご一考ください。