vol.18全方位

本日新幹線での移動中、戦友であり、日頃お世話になっている先輩でもある「富裕層専門のFP」江上さんの新刊を一気読み。

 
1000円ゲーム-5分で人生が変わる「伝説の営業法」(経済界)
http://goo.gl/3T7vQ6

 
営業は「売る」のが仕事ではない。営業とは「・・・・」。

この1000円ゲームというのは、2人1組で相手が出した1000円を5分以内に気持ちよく戴く。さぁどんなコミュニケーションをとる?というもの。

 

ここから見える「営業」のあるべき姿。

まだの方は、是非ご一読を。

 
この本を読んで私が着想したこと、これが本日のテーマです。

 

 

リピートは必ず「顧客満足」の先にある

SNSやポイトンシステム等々、ついつい「便利なツール」さえあればリピートを増加させる事ができるような幻想に陥ってしまいますが、リピートしていただくために重要なのは

「満足して頂けるか」

これに尽きるワケです。

 
ごく稀に、おまけ欲しさに満足していない商品を買い続ける人や、人間関係維持のために欲しくない商品を買い続ける人もいますが、コレは長く続きませんね(笑)

 
兎にも角にも、お客様に

「買ってよかった。お願いしてよかった。」

と思われない限り、継続してのお取引は難しいワケです。

 
しかし、この「顧客満足」を考えるうえで重要なポイントがあります。それは

自分の顧客は誰なのか?

コレを正確に把握できているか。という事。

 

 

 

例えば「講師業」としてみた私の顧客は誰か?

ここ数年、講師業に力を入れております私。その「講師」としての私の顧客とは誰なのでしょう?

「そりゃ、受講者に決まってるだろ」

確かに正解です。

 
しかし、受講者以外に顧客はいませんか?
ね?見えてきましたね。ここが落とし穴になったりするのです。

 
講演を企画してくださる「主催者」も顧客です。さらにさらに、主催者に繋いでくださる「講師エージェント」も顧客なのです。

 
エージェントさんに入って頂く場合、講師業としての私は

B(私)to B(エージェント)to B(主催者)to C(受講者)

という商取引を行っており、

・エージェント
・主催者
・受講者

全てが私の顧客となるのです。

 
つまり、上記3者それぞれに「満足感」を持ってもらう必要があるという事です。

 

 

 

全方位型の「顧客満足」を意識する

「そんなの簡単だろ。いい話をすれば済むじゃないか」

なんて思わないでくださいね。

 
「いい話を聞けた」

というのは、受講者の満足に直接作用します。主催者、エージェントにも間接的に作用しますが、これでは全方位型メリット追求には遠く及びません。

 
それでは、全方位型のメリットとはどのようなものか。

 

年間講演回数のうち、主催者リピートが1/3、エージェントリピートが100%(!)という私が実際にやっている事。

 

これを事例にご紹介しましょう。

 

 

 

主催者の満足は「講演会の成功」

まず、主催者の満足ポイントはどこにあるのか。

 

講演会の告知後に多くの方に興味を持って頂き参加頂くところからスタートです。そして、受講者に喜んで頂き、場合によっては主催者の商品やサービスに興味を持ってもらう。

 

これらが満足ポイントとなります。
これを少しでも多く満たすため、私ができる事は

・セミナータイトルを練りに練り上げる
(パッと見ただけでメリットが伝わる等々)
・参加すると得られるメリットを事例と数字でしっかりお伝えする
・主催者さまの集客負担が減るよう、こちらで案内チラシを作成する

等々。

 
実際にこれらを全て行っています。

 

 

 

エージェントの満足は「営業の効率化と成約率の向上」

主催者に営業をして下さるのがエージェント。

 

という事は

「アイツは売りやすい」

と感じて頂く事がエージェントへのメリット提供。

 
そのため、それがそのまま営業ツールになるような資料を作成したり、マメに実績等をアップデートしたり。

 

私が(ほぼ)毎回、講演実績をブログ化して残すのも、Facebookでどこに居る等の情報発信するのも、リアルタイムでスケジュールが見られるようにするのも、この満足ポイントを満たして頂くためなのです。

 

実はこのコラムや以下の実績一覧も、その一環だったりするのです。
【参考】過去実績一覧と詳細記事アーカイブ
http://ichienkatsuhiko.com/achievements/

 
このように、自社にかかわる人すべてを顧客と想定し、その顧客に全方位型でメリットを提供する。

 

これらの活動の先に、リピートが待っていると私は考えます。
是非ご一考ください。


2014/10/09

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