有難い事に、毎日毎日講演会の現場で沢山の皆様と名刺交換をさせて頂きます。主催者さまであったり、受講者の皆様であったりその数年間5,000枚ほど。
そんな中、たまに勿体ない名刺を発見してしまう事があります。
どんな名刺かといいますと、「読めない」名刺。お名前や会社名の読み方(漢字)が解らなかったり、外国語表記が読めなかったり。この「読めない」というのは、実に勿体ないんです。
頭で読み仮名変換されて記憶となる
昨日まで4日間沖縄に滞在していました。今回は足を運べませんでしたが、私が大好きな場所が今帰仁村の古宇利島。エメラルドグリーンの海上に島まで伸びる古宇利大橋からの絶景は本当にオススメです。
(読めた方はOKとして)今帰仁村が読めなかった方は、この情報をどのように記憶するでしょうか?
「いまきじんむら?ん?こんきじん?ん?んん?? まぁとにかく橋があるのね」
と曖昧なまま記憶に残そうとしますが、これではなかなか記憶が強化されません。という事はあっという間にこの情報は忘却の彼方へ。
つまり、読めない情報は記憶に残らない。
という事なのです。
※今帰仁村(なきじんそん)古宇利島(こうりじま)
当然、クチコミもされない
読めないという事は、当然クチコミされる事もありません。先の今帰仁村で言うなら
「えっとほら、いま、いま何とかって地名。ほら、何だっけ。あー、もういいや」
という具合に、途中で記憶想起を投げ出されてしまうワケです。先日、友人におすすめのタイ料理店について話を聞いている時も、
「えーっと、なんだっけな。なんとかチャイだっけな、んー、忘れた。だってタイ語で書いてあるからよく解らなかったんだよね」
と、話が途中で終わってしまいました。クチコミは、リピーター創出に欠かせないアクション。特に「クチコミする側」の記憶を強化するために必須のものです。
【参照】Vol.20 「拡げて新規集客する」だけがクチコミの役割ではない。
クチコミが発生しないという事は、かなりのリピートロスを生じさせてしまうという事に他なりません。
100人中100人が読めるための工夫を
私の苗字も、ごくたまに読んで頂けない事があります。
「えっと、いちまるさんですか?」「いちぞのさん?」
本当にごく稀なんですが。したがって、ありとあらゆる場所に読んで頂けるための工夫をしています。ブログやコラム、企画書や会社概要等々、文字で名前を書く際には必ず
一圓克彦(いちえんかつひこ)
と表記するようにしています。名刺には(よみがな)をふるとちょっと格好悪いので、ホームページのURLをichienkatsuhiko.comとして、ここを見て読み仮名を察してもらうようにしています。
上記URL以外を使用する会社の場合は、ichien@のメールアドレスを使用するようにし、併記することで読み仮名を察してもらうようにしています。
社名・店名・お名前
正確に読んで(記憶に残して)もらうための手段、しっかり講じていますか?