vol.1博多駅

6月のアタマにお仕事がてら(?)福岡へ。全国津々浦々、アチコチお邪魔するのですが、食べ物が美味しい都道府県ベスト3に入る福岡(私調べ)。

 

一人で出張の際にはあまり出歩かないのですが、今回は妻を呼び寄せ、ここぞとばかりに福岡の美味しいモノを食べ歩こう!という事に。

 

福岡滞在中のうち2日間で伺ったお店は

・真(まこと)
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40003911/

・水たき 長野
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000010/

・もつ幸
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400106/40000754/

・とりかわ 粋恭
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000336/

あとは、屋台でチョコチョコつまみ食いしたり、ラーメン食べたり。
さて、本日はこの人気4店の共通点から、リピーターづくりのポイントを考察してみましょう。

 

 

 

共通点は明確な「想起アイテム」

上記4店は、ほぼ毎日行列のできるお店。週末はもちろんの事、平日もほぼ毎日行列ができる人気店。この4店に共通する事、それは明確な「想起アイテム」があるという事です。

 

真(まこと)であればサバの一枚焼き。長野は当然、水たき。もつ幸はもつ鍋で、粋恭はとり皮。

「○○といえば△△」

このように一瞬で想起できるアイテムがある事。これがリピートを生む重要な仕掛けとなります。

 

 

 

明確な想起を促すための策とは

サバ料理や水たき、もつ鍋やとり皮を出すお店は他にもたくさんあるはず。しかし、なぜこのお店にお客様が集中するのか。強烈な想起と再来店はどうやって実現すべきなのでしょう。

 

それを一言でまとめてしまうと

「そのアイテムのみで勝負する」

という事になります。

 
例えばサバの真。席について『えーっと、今日は何にしようかな』と悩むことはありません(というか、できない)。注文内容は、ご飯の大・中・小のみ。つまり、食事であれば「サバの一枚焼き」しか選択の余地が無いのです。

 
他店も同様。サイドメニューはあるものの、長野では人数分の水たきが何も言わずとも提供されます。もつ幸も「何人前しましょ?」からスタートですし、粋恭もお客様のほぼ100%がオーダーの最初は「えっと、とり皮10本と・・・」から始まります。

 
この状態を作る事ができた時、お客様の中に「明確かつ強烈な想起ポイント」を生成する事ができるのです。

 

 

 

貴社の武器を1本に束ね、磨き、突き刺す

往々にして、多品種展開をして幅広い顧客層をキャッチアップしてしまいがちですが、これはリピート戦略とは真逆の戦略。売上を欲するあまり「取りこぼしを最小限にせねば」という恐怖心にも似た心情に負け、あれもこれもと手を出すうちにその他大勢に飲み込まれていく。そんな悪循環に陥るのです。

 

著書やセミナー等で何度もお伝えしていますが、リピート戦略のキモは「思い出してもらう事」。思い出してもらえなければ、何も始まらないのです。

 

「○○といえば貴社」という「想起ポイント」をしっかりと作る。
そのために必要なのは恐怖心に負けず、徹底的に磨き抜かれた貴社の武器1本で勝負する。という心構えと戦略なのです。

 

さて、貴社の磨き抜かれた武器とは何でしょう?

 

 

 


2014/06/12

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