今日、研修のため新大阪から姫路に向かおうと新幹線「こだま」に乗り込みました。新大阪を出発して間もなく「本日1号車はプラレールカーのためお座席はございません」という社内アナウンスが流れました。
「プラレールカー?」
と思った私は、ポケットからスマートフォンを取り出し、おもむろに「プラレールカー」で検索。ほほぅ、こんな車輛があったんだぁ。と。
「?の後はすぐに検索」の時代
多くの人にとって、身近で、無くてはならない存在となったスマートフォン。前述のようにふと疑問に思った事や、調べたい事が思い浮かんだらすぐに検索できるようになりました。
という事は、です。リピーターづくりを促進するためにも、「スマホで検索」という消費者の行動をしっかり意識する必要が出てきたという事です。
お客様が、お店や商品の名称を覚えていればすぐ検索されるのですが、情報過多と言われて久しい現代。しっかりとそれらを記憶にとどめておいてもらう事は困難です。
つまり
「えーっと、この前行ったあのお店、なんてお店だっけ?」
「あ、そうそう。アレ買わなきゃ。あの、アレ、この前買ったアレ。えーっと、何だっけあの商品名」
お客様がこう思った時、検索ワード入力欄にどんな単語を打ち込むのか。ここをしっかりと意識する必要があるのです。
スマホ検索時代にやっておくべき【3つのポイント】
私が実際にやっている事を例えとして、ポイントを3つご紹介します。
これでもか!と同じ単語でアピールする
私であれば「リピート」という単語です。逃げも隠れもできないよう、会社名も顧客リピート総合研究所。肩書もリピーター創出コンサルタントですし、講演テーマにもリピーターやリピートという単語が必ず入っています。とにもかくにも「リピート」「リピーター」という単語を多用します。やっている事は「経営コンサルティング」なのですが、埋もれてしまわぬよう「リピート」をフックにすべく、日々この単語を使い続けています。
難解な商品名やサービス名は避ける
私の正式なコンサルティングサービスの名称は「顧客逓増型ビジネス構造設計コンサルティング」です。顧客が増え続ける仕組みを経営の軸に据えましょう。という経営コンサルティングです。しかし、「逓増(ていぞう)」や「ビジネス構造設計」という単語はあまり馴染のない単語。この単語を全面に出してしまうと、お客様の記憶のフックが引っかかり難くなってしまいます。普段耳慣れた単語でアピールする。格好良く見せたい気持ちをグッとこらえて、記憶のフックを最優先にします。
ホームページやブログには必ずひらがなで読み仮名を
「一圓?一円?一園?んー、漢字どれだっけな?」と悩んだ時、一定数のお客様はひらがなで検索します。その際、しっかりと検索に引っかかるよう、キッチリとひらがな表記もしておきましょう。また、「Vol.40 読めなきゃ残らない」に書いたように、最初にその単語を見た時、確信をもって漢字を読むことができない場合、記憶に残らない。当然その後検索される事もありません。
さて、如何でしょう?
ふと思った時、断片的な記憶を頼りに貴方の事を検索できる仕組み。しっかりと準備していますか?