セーターを手に

ただいま私は、札幌の自宅でダラダラと夏休み中なのです。夏休みとはいえ、北海道の涼しい夏を楽しむべく日本各地から北海道を訪れるお客様に、日夜札幌のガイドなどさせて頂いております。

 

半袖ですこし肌寒い北海道、人気の観光スポットですが、この「人気の観光スポット」とリピーターの関係。今日はそのあたりを考察してみたいと思います。

 

 

 

日本国内の人気観光スポットといえば

必ず毎年ランクインするのが、北海道・沖縄・京都。この人気観光スポットに共通する点はどこにあるのでしょう?それは「住んでいる人がその土地を愛している」という点。北海道・沖縄・京都。そこに住む人が、自分の暮らす土地や文化に愛着や誇りを持っている。これが非常に大きいと私は考えます。

 

なんて言うんでしょうかね、自らの暮らす土地の文化を

「ドヤ顔」

で語る。とでもいいましょうか(ちょっと表現が悪いですかね)。

 

 

 

文化に誇りを持っているかどうか

例えば北海道

「わぁ、すごい。涼しいですねぇ、やっぱり」
「こんなに分厚いホッケ食べたこと無いです!」
「やっぱり北海道で食べるソフトクリームって違いますね!」

なんて言われると

「わぁ、そうですかぁ(ドヤ顔)」

って感じになります(多分:笑)。

 

沖縄も京都もそれに近い。かりゆしで過ごす夏、沖縄の文化を大切にしていますし、京都もマクドナルドの看板ですら茶色にするくらい景観や文化に誇りを持っている。この「地元愛」こそが観光客を惹きつけてやまない要素なのです。

 

 

 

ビジネスの「地元(自社)愛」を持っているか

これはビジネスに置き換えてもピッタリ当てはまる原則です。自社の商品を「ドヤ顔」でおすすめ出来るか。自分が働く場所に愛着を持ち、「来てもらえれば解ってもらえる。だから来てみなさいって!」という感情になっているか。

 

働く人がこの感情を持つことができると、物が売れ、人が集まる場が出来上がっていくのです。よく「CS(顧客満足)を向上させるにはES(従業員満足)が必要」と言われますが、ココで言うESというのは、決して給与水準が高い・休みが多いという<待遇のES>ではありません。

 

先に述べたような「自社の商品や自社に愛着や誇りを持っているかどうか」まさにコレなのです。

 

 

 

自社愛(ES)を高めるためには

以前お伝えした、
「お客様の中から従業員を発見する」
というのも1つの手です。

 

また、スタッフには自社で扱う商品を必ず体感してもらう。これが非常に重要です。カタログ情報や他のお客様の声で販売するよりも、自分が使ってみた感覚をお伝えした方が言葉に魂がこもるもの。

 

厳しい言い方をするならば「使ってもいない(使いたいと思わない)モノを売るのはご法度」という事なのです。自社の商品を使って、心底気に入ったその感情をお客様に伝える。コレこそがファンを創るためのセールス。そのために、何が必要か。言うまでもありませんね。

 

経営者自身やスタッフが喜んで使う商品ではないモノを<お金儲け>のために売ってはダメ。という事なのです。こんな単純な原理原則。

 

単純だからこそ、大切にしたい原理原則でもあります。

 

 

 


2014/08/14

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