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「リピーター作りのため、お客様に継続的なアプローチをしようと考えています。どんなツールを用いればよいでしょう?」

よく聞かれる質問です。このコラムを読んでくださっている貴方も、何かのツールを活用されていることかと思います。お客様との関係性を維持し、次回のリピートにつなげるために活用する関係維持ツール。どのように選んでどのように活用すれば良いのでしょうか。

今回はツールの選び方と活用方法についてお伝え致します。

 

人は「忘れる生き物」だから

あらゆる手段を講じて、継続的にアプローチを行い「細く長い」関係性を維持していく。これがリピーター作りの基礎中の基礎となります。この基礎の上に、ポイントプログラムやイベント開催等の施策パーツが重なっていき、相乗効果を生み出すのです。つまり、兎にも角にもお客様との「細く長い」関係性構築を行う事、これが必要不可欠なのです。

上記を実現するため、様々な情報発信を行う必要がありますが、貴方はどんなツールを活用しているでしょう?

Facebook?YouTube?メルマガ?ブログ?

このツール選びを行う際、絶対に外してはいけないポイントがあります。

 

他人の商用インフラをアテにするな

ズバリ、これです。この10年だけを見てみても、様々なツールが生まれては消えていきました。例えばtwitter。活用している人が激減したのは誰もが感じる事です。Facebookだってこの先どうなるかわかりません。AmebaだってYouTubeだって。他人の商用インフラは自分でのコントロールが出来ないというリスクがあるわけです。

「あーそれね、よく言うよね。でもさぁ、ブログ消されたりとかFacebookが倒産して閉鎖する確率なんて超低いでしょ?」

と思われた方、ビジネスの才能が無いですよ。おそらく。

 

ツールには必ず「流行り廃り」がある

例えばFacebookというサービスが、あと20年続いたとしましょう(おそらくもっと長く続くと思いますが)。サービスが無くなっていないからといって、今と同じ訴求効果が期待できるでしょうか?

まぁ要は、こういうことです。

3年前と今、twitterで呟いた時の反応は同じですか?

5年前と今、mixiで情報発信した時の反応は同じですか?

それでも、貴方はFacebookでこれからも一生懸命情報発信や顧客維持を行いますか?今のお客様と細く長く何年も人間関係を維持していこう。リピーターこそがビジネスに最も必要な要素だ!とお考えの方なら、この発想にはなりません。

ツールには必ず「廃れる(=利用者数が減る)タイミング」が訪れる。という事は、今のお客様と人間関係を維持したくとも、そのお客様がこのツール(今回で言うFacebook)を使わなくなったらおしまいだ。関係維持が困難になってしまう。との危機感を感じる筈ですからね。

 

他人のインフラは自社インフラへの誘導経路

という事で、Facebookは自社メディア(メルマガ・ニュースレター・独自ブログ)への誘導ツールとして活用すると考えてください。Facebook自体で顧客管理や情報発信をするのではなく、あくまで自社メディアへの誘導ツール。

そしてその自社メディアを使って、顧客管理や情報発信を行うのです。主戦場はコチラなのです。

YouTubeは自社メディアへの誘導ツール。LINE@は自社メディアへの誘導ツール。Amebaは自社メディアへの誘導ツール。

流行りのメディアそのもので情報発信を行うのではなく、情報発信を行う自社メディアに誘導するために流行りメディアを活用する。

肝に銘じておきましょう。今目の前で派手に流行っているメディアやツール、3年後には同じ形をしていませんよ。

さぁ、まもなく到来するGWでも利用して、自社メディア(ツール)を作ってしまいましょう!

 

 


2015/03/26

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