パソコンとスマホと手

昨晩からせっせと溜まったメルマガを読んでいます。あちこちから届くDMやメルマガ。フォルダの振り分け設定をしているのですが、振り分けをしているだけで全く目を通していなかったのでまとめて斜め読みを。

 

仕事がら、気になるんですよね(笑)。他社のメルマガやDM。

 

ざっと大量のメルマガを読んで、「あぁ、勿体ない事してるなぁ」と感じた事があります

今日は「情報発信」について考察してみましょう。

 

 

 

お客様との接点を持ち続けるという基本

リピーターづくりで最も重要な「思い出してもらう」という事。

 

何かが必要になった時、『あ、そういえば』と思い出してもらえる事ができなければ、お客様のリピートは見込めません。

思い出してもらうために、頻繁に接触を図る。
思い出してもらうために、人間関係をつくる。

これを実現するために企業や店舗は、ブログ、メルマガ、SNS等、様々な形で情報発信を行います。しかしながら「情報発信」のルールを理解せず、ただ闇雲に情報を発信していても意味がありません。

 

「情報発信」には3つのパターンがあり、これらを上手に組み合わせる必要があります。

先ずはこの3パターンを簡単に解説しましょう。

 

 

 

<その1>啓蒙情報・・・役に立つ情報

読者の役に立つ情報をお届けする情報発信。これが啓蒙情報です。ビジネススキルに関する事、旅や食に関する情報など。

 

 

<その2>関係性構築情報・・・親近感の醸成

発信者に対しての親近感を醸成するための情報です。近況報告や趣味の話、日々感じたことを発信する事により、人物や企業(店舗)に親近感(親しみ)を感じてもらう事を目的とした情報発信です。

 

 

<その3>セールス情報・・・商品やサービスの案内

これは、読んで字のごとく。そのままですね。

 

 

 

リピートを生む情報の「配合比率」

扱う商品やサービスによって、多少の違いはありますが、リピートを生むための情報配合比率は

啓蒙3:関係性6:セールス1

といったところでしょうか。

 

啓蒙情報で最低限の信頼性を担保しながら(啓蒙)、関係性を強化する(関係性)。おまけ程度に商品やサービス、イベントの情報を提供する(セールス)。リピートを生むために最も重要となるのは「親近感」の醸成です。

 

 

配合比率を変えるとお客様が変わる

ちなみに、このコラムは

啓蒙7:関係性2:セールス1

の配合比率で設計しています。先ほどご紹介した比率よりも、啓蒙の割合が高くなっていますが、これは「新規顧客の集客」を軸にした時の配合比率です。

 

関係性の維持というよりも、「リピーター創出の知識」という啓蒙情報を多く出す事により、専門家としての信用を築き、ビジネスにつなげる。これを目的としています(正直に言ってしまいました)。

 
加えて、私のFacebook(個人アカウント)は

啓蒙0.5:関係性9:セールス0.5

参照:https://www.facebook.com/katsuhikoichien

関係性の超重視型です。

 

Facebookページは

啓蒙8:関係性1:セールス1

参照:https://www.facebook.com/ichienkatsuhikojimusyo

啓蒙重視の新規顧客開拓型です。

 

このように設計しています。

 

 

「情報発信」でもっとも避けたい事

セールスの割合が最も高くなってしまう。という事だけは絶対に避けてください。

 

人は売り込まれる事にストレスを感じます。発信された情報にセールス情報が多く含まれると、その情報を単なるセールス情報だと認識し、熟読するのをやめ、そのうち目を通す事をやめてしまいます。

 

これではせっかくの情報発信が無駄になってしまいます。

 

大企業は、その企業ブランドがあるため「啓蒙情報」を出さずとも信用が担保されます。したがって「セールス」情報比率が多少高くても問題ないのですが、中小企業の場合はそうはいきません。「売りたい」気持ちはよく理解できますが、せっかくの情報発信、配合比率をしっかり考えて行うようにしてみましょう。

 

 

 


2014/07/24

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